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時事問題 : 朝鮮半島南北国家の首脳会談
投稿者 : admin 投稿日時: 2018-04-30 (915 ヒット)
 朝鮮半島南北国家の首脳会談はようやく実現というところでしょうか。
 政治のことはさておき、これで北朝鮮の経済が改善すれば、喜ばしいことです。
 韓国は、本音を言えば、日本より遙かに男尊女卑の国ですから、女性の前国家元首に収賄で懲役24年にしてあからさまな保守勢力への嫌がらせをし、せっかく東アジア初の女性国家元首が誕生した国の誇りをどこかに消してしまい、またムン氏の革新系のライバルはハニートラップで蹴落とされ、現在独走状態にあるムン氏のやりたい放題は、一体どこにいくのか、という感じですが、後で、手痛いしっぺ返しが来るとは考えないのでしょうね。
 韓国は前政権の合意を破り、売春であるはずの従軍慰安婦の、「従軍」だけが一人歩きして、従軍慰安婦の銅像を世界に増殖させるのを止めようとしません。竹島に至っては、へ理屈が通らないとわかったからか、所詮デザートではありますが、やたら意味のない国際的アピールを強めていますし。
 
 しかし、だからと言って、北朝鮮の国民に罪はありません。国軍の兵士の回虫の罹患率の高さや、ワカサギ釣りよろしく厚く張った川の氷を一部割ってまで川で洗濯する北朝鮮の国民の写真を見ると、「おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に行った」という昔話の一節や、NHKドラマ「おしん」の幼少期を想像させ(衛生面から衣類の洗濯は推奨されますが、川で洗濯したのは日本ではせいぜい昭和初期までです。)、2018年の東アジアにあってこれでいいのかと、また、川で洗濯するそういう親子の顔つきが何気に目が大きかったりするので、より同情を引き(日本人はどちらかと言えば朝鮮人より目が大きい人が多い)、この国は何やっているのかと考えてしまいます。
 東アジアにおける、民主化が進まない現状の中国の影響力拡大を歓迎するものではなく、勢力均衡が望ましい中で朝鮮半島の勢力図が変化することを臨むわけではありませんが、それでも、これで北朝鮮の来年の餓死者が少しは減るのであれば(川で洗濯をする水道の復旧状況からすれば、社会インフラは日本の昭和初期程度で、今の北朝鮮の経済状態、衛生状態からすれば毎年一定程度の死者が出ることは当然に想定されます)、平和的に関係が改善されることを期待します。
 
 今年は、年齢的には知命を迎えるので、般若心経の写経でもやろうかなと考えているところです。
 般若心経は、いろいろ解釈がありますが、私個人としては、あまり深く考えず、漢文の言葉通り(音として捉えるのではなく)、文字の通りに読んで解釈をするのが一番しっくりきます。無我の境地を語ったもの等、高尚な解釈はいろいろあるでしょうが、ちょっと斜に構えたウィットに富んだ内容とも読み取れます。
この解釈に出てくる、何事も完全は実現できず、多少のぶれがあってこそ、理想的な完全が実現できるということは、このアジアの情勢にしっくりくると思います。
 結局のところ、自己顕示欲がやや強く緊張感が緩い国にはあまり期待せず、むしろ、緩いという前提で臨機応変に対応しながら、周辺に緊張感を保ちつつ、うまく渡っていくしかないのでしょう。

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