あるべき銀行の利用方法 

投稿日時 2012-11-17 | カテゴリ: 時事問題

御用聞きの話では、邦銀に対する厳しい批評しかしなかったので、あらためて、銀行のあり方について、書きたいと思います。

 さて、都市部に住んでいると、銀行は当たり前の身近な存在ですが、これが地方に行けば、そんなことはなく、信用金庫や農協の方が組織が大きかったりします。窓口の多さと言えば、結局、ゆうちょ銀行になるのでしょうか。
 都市銀行も地方銀行も、網羅する都市がかなり限定され、支店数は知れています。国内を旅行すれば、よく実感できます。
 銀行の金融商品の販売は、そういう意味では限られた地域の、限られた人に向けられたサービスということになります。

 
 ところで、外国の銀行でも、日本に支店を開設でき、いろんな国の銀行の支店が実際あります。ただ、日本人向けのサービスを大々的に手掛ける銀行は、いくつかしかありません。
 結構新しいものが気になるタイプなので、いくつか試した銀行もありますが、本業サービスに関する使い勝手、信頼性からすれば、やっぱり邦銀です。
 匿名性が高い、スイスのブライトバンクというのが、投資顧問に資金運用を任せるようなものだと最近知りましたが、投資顧問に運用を任せた資金の出資者を特定するためには、何段階かに分かれる振込送金を追っていく作業が必要があるため、匿名性は相対的に高くなるということになるのでしょうか。
 海外送金をする場合などは、4000〜5000円もの高い外為手数料を支払っても、やはり邦銀を選んでしまいます。

このように、本業としての信頼性は、やはり邦銀の方があるのですが、どうも、金融商品の取り扱いに関しては、銀行はいただけません。
 金融商品に関しては、証券会社の窓口と大差なく、本当に窓口が専門性を備えているのか、どういうフォローがあるのか、果たしてそこまでして運用すべき資産なのか、預金ではだめなのか、きちんと考えて、対応する必要があります。
当たり前の話ですが、窓口の担当者は、商品を売りたいわけですから、ここのところは、買う側が判断しなければなりません。




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