秋の夜長に

投稿日時 2017-10-20 | カテゴリ: 日常問題

 アポロ計画の後、途絶えている月計画は、月の着陸はできても、月への定住は夢のまた夢という感じになっています。
 
 さて、JAXAが、月の地下に大きな空洞を発見したとのニュースがありました。
 地球より薄い大気しかなく、その分放射線(宇宙線)が多く降り注ぐ、月地表にあって、ヒトが存在するには、その照射量を減らすことは、いろんな意味で必要です。
 被曝量の低減の有効手段は、厚い遮蔽物で覆うことですが、アスファルトやコンクリートなど、遮蔽物の密粒度が高ければ、放射線を通しにくくなることは、東日本大震災の経験で分かっていますが、まとまった広さの地下空間は、その放射線を遮蔽するシェルターの役割が期待できるのはないかというわけです。
 だから、月基地に適切ではないかと。
 
 萩尾望都の「スターレッド」のようだと考えたのは、私だけでしょうか。
 この話の舞台は火星で月ではありませんが、火星に移住したヒトが命をつなげたのは、火星表面に開いた巨大な穴があったためで、火星で生まれた3世代目か4世代目からは火星に適応したヒトに進化するというのが、物語のベースで、話の核心の一つとして地下空間の存在があり、生命はそこでしか誕生しないという前提の下、話が展開されます。
そこで提起される、宇宙では否応なしに浴びる放射線(宇宙線)の被曝量軽減の問題は、ヒトが宇宙に出て行くためには、切実な問題なわけで、生活空間すべてを鉛の容器で覆うわけにはいかない現状からすれば、有用な場所というわけだったのですが、実際に月で同じようなものが発見されたわけです。
 とすれば、この発見は、月移住のための足がかりになる大きな発見なのかも知れません。

 あと何十年で、月に進出できるのか、中秋の名月を思い浮かべつつ、未来に夢を託したいところです。




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