医療ミスを巡るトラブル・・・医者をあてにするなの教訓
投稿日時 2005-07-25 | カテゴリ: 時事問題
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医療ミスを巡るトラブルというと、大げさに聞こえるかも知れないが、実は、これは身近に起こりうる問題です。
なぜなら、昨今のご時世、病院に全くお世話にならずに、亡くなってしまう人は稀で、少なくとも、死亡との関係では、必ず病院の対応がどうであったのかということがついて回るからです。 遺族は、「なぜ、助けられなかったのか」と嘆き、「ちゃんと病院にかかっていたのに。」、 「いい先生と紹介してもらったのに、なぜこのような結果になってしまったか」 と思い悩み、病院の対応が悪かったのでは、病院のミスではないのかと考えていくのです。
医者は、すべての病気に対してオールマイティーではありません。それは、患者側も十分わかっている。 しかし、患者と医師とでは、診療に対する認識あまりに違うのに、かなり驚かされます。
患者は、自分の健康のことは医師にまかせた気になっているが、医師は、かかりつけ医であっても、
「患者さんが訴えたことしか診ない。」 「患者さんがいわなきゃ気づかないのは仕方ない」 「レントゲンを撮っても、わからなかったし、病気に気づかなかったのは仕方ない」 「夏休みをとって長期休暇した間に、患者が別の医者にかかったのであれば、あとはその医者と患者さんの問題」 (自分が休暇を取ったことが招いた結果とは認めない。)
などと、平気で言ってます。 これが一般開業医の、平均的な回答だと言わんばかりのコメントを加えて。 こういったコメントに接すると、度を超した自己防衛見え見えの対応に情けなさを感じます。
こういう医療紛争に関与すると、かかりつけ医という制度のばかばかしさを痛感し、つくづく、病気になりたくない。 医者にかかるのは、死ぬときだけでいい。ターミナルケアだけで十分と痛感します。
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