株式の話・・・・インサイダー

投稿日時 2005-08-16 | カテゴリ: 日常問題

株式で、訴訟問題に発展したというのは、あまり聞きません。せいぜい、未公開株取得に絡む詐欺とか、インサイダーに絡む刑事事件か、同族会社の内部問題で話を聞く程度でしょうか。

近年の積極的な商法改正の下、とうとう、株式という証券がなくなることになりました。私も、一銘柄だけ株式を持っています、いずれこれも紙切れになるのかと思うと、「絶対に特定口座に入れまい」と思ってしまうのです。

昔、日本の株式会社制度の黎明期には、「株屋」という俗称が存在し、「株で大もうけ」という話が実在しました。昔は、すごかったらしいですね。

今、ちょこっと、おいしい話を知りうる立場の人がいて、そのおいしい情報を有効活用しようとすれば、インサイダーとして、逮捕、ご用となってしまいます。先日、高級官僚がインサイダーで告発されました(逮捕はいつなのでしょう。)。インサイダーに関しては、商事法がらみで、結構逮捕者がでている分野という感想を持つのですが、現場の関係者にとっては、どうなのでしょうか。

個人が、株で大もうけするには、「他の大勢は知らないが、自分は知っている情報から株価を判断して、株取引をする」ことが手っ取り早いのです。まじないのような、難しい理論を構築して、理論から導き出される株価で仕手を組むより、ずっと現実的で、効率が良さそうですが・・・。

関係者は、株取引に関与して儲けては駄目というのがインサイダーです。




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