連帯保証人の抜け方

投稿日時 2005-08-23 | カテゴリ: 日常問題

それでは、会社の役員になっていたなどの関係で、連帯保証人になり、その後会社経営とは無関係になって借り入れの連帯保証人から抜けたい場合には、どうすればよいのでしょうか。

1 会社経営が順調の場合

 通常の銀行業務では、一旦金銭消費貸借契約を連帯保証人を外すことはありません。
 保証人を外す場合は、借り換えに伴う場合があるだけのようです。
 したがって、この場合には、新経営者に依頼して、借り入れを全部一旦 返済して貰う手続 きを取るのがお勧めです。
 連帯保証人からはずれたかどうかは、ご自分が連帯保証された借り入れの完済がわかる資料 で確認できます。この資料を会社から貰って下さい。


2 会社経営が順調でない場合

 この場合には、1の借り換えが使えないので、確実に連帯保証債務の追及がなされないよう にする方法は実際上、ないのではないかと思います。
 但し、銀行に直接おもむき、会社経営から退いた事情などを話し、また、会社に追加の保証人を追求するような手段をすることができます。
 追加された保証人の方がより資産があれば、そちらにまず請求がかかっていきますので。

  いずれも、銀行サイドの了解を前提とする方法なので、簡単ではありません。




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