医療の誤解
投稿日時 2006-05-05 | カテゴリ: 日常問題
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次の問題に対して、あなたはイエス、ノーどちらだと思いますか。
1 病院は、清潔である。一般家庭より衛生的である。 2 病院は病気を治すところであり、病気を貰うことはない。
いずれも、ノーです。 まず、1ですが、病院では消毒剤など日常的に使っているので、普通の菌ではなく、消毒剤、殺菌剤に強い菌、すなわち耐性菌が蔓延していることは周知の事柄です。 耐性菌とは、簡単に言えば抗生物質が効かない菌で、代表的なのがMRSAなどです。一般家庭には通常いないと言われています(日常的に殺菌剤をばらまいて、下水管に耐性菌が発生しているのなら別でしょうが)。 また、2ですが、病院はいろいろな病気の患者が集まる故、病気をもらってきてしまうことがあります。
では、これはどうでしょうか。 3 薬は、化学物質であるが、医師がきちんと処方しているから たとえば塗り薬などで、化学物質過敏症になることはない。 4 ステロイド剤など、継続的に使用される薬が、過剰投与された場合でも 臨床検査はきちんとしているから 問題ない。
いろいろ、考えることは尽きません。
ちなみに、医療裁判は、当該医療の上手い下手を問題にするわけではありません。 標準的な水準に比べて水準以下だから問題とします。 ですから、医療裁判は、きちんと医療が機能していれば、そんなに起こりうる話ではないはずです。 ただし、医療裁判は、所詮、覆水盆に返らずで元の体が戻ってきたりするわけではなく、限界があります。
ともあれ、何が起こるかわかりません。 自衛が最善。必要最低限の医療の利用を目指すには、 まずは健康体の維持からということでしょうか。 最近、漢方薬を愛用しています。
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