よい医者の見分け方

投稿日時 2005-07-27 | カテゴリ: 時事問題

とまあ、医事紛争の悲惨な状況に対して、悲観ばかりしても意味がないので、
反面教師としてどういった医師に頼むのがいいのかいう観点から、よき医者を考えましょう。

これについては、いろいろケースが想定できます。

1 交通事故などの救急医療にかかった場合
 この場合には、医者は選べません。
 残念ですが、自己防衛するしかありません。何に気をつければいいのか。ズバリ、衛生管理です。
 MRSAなどが話題となっていますが、敗血症だって昔の病気ではないのです。
 看護婦、ワーカーさんが、手を洗った上で自分の看護介助にあたってくれているかどうかを確認することです。
 衛生は、手洗いから始まり、これが一番効果があるのです。

2 高度な手術をする場合
 この場合には、医師の評判より、患者の評判を参考に探して下さい。
 事前にきちんと説明をしない医師、レントゲン、その他検査データをろくに見せもせずに、手術の方針を説明する医師は、どちらかというと避けたいところです。
 あとで納得できないことをされたと後悔します。
 もちろん、切った、つまんだ、つないだという手術の技術は、手術前の説明の上手下手と一致しません。が、患者をどのように考えているかは、細かいようですが、手術の際も、その執刀の姿勢に反映するようです。
  
3 かかりつけ医を探す場合
 絶対お勧めしたくないのが、年寄りの開業医です。
 世間話はできるでしょうが、病気発見の意欲に欠け、何のためのかかりつけ医なのか、首をかしげるケースも多いようです。
 高齢の開業医は、都内でも最近、医事紛争が増えているそうです。
 かかりつけ医は、自分との相性が合い、愁訴している病気以外についても、的確に病気の兆候を探り出し、アドバイスしてくれる医師が適任です。
 弁護士と同様、医者も増えてきていますが、意欲のある開業医を捜すのが難しく、きちんと的確に診察できるとなると、更に限られてきます。
 「まあ、いいや」「死なないし、病名正確にわからないけど、これでいいや」という、笑えない医師は、意外に身近にいるのです。
 経験からは、かかりつけ医は年齢60歳以下、医療に対して意欲のある医師、予防医学の意識がある医師、最新の臨床情報の収集をかかさない医師がいいでしょう。
 最新情報を入手しているかどうかは、診察室においてある文献が、どの程度新しいものであるかでわかります。
 若くても古い文献で満足している医師も多いです。


  
  
 


  




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