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日常問題 : 弁護士10年目/2005.7.27投稿
投稿者 : admin 投稿日時: 2005-07-27 (2582 ヒット)
私は、弁護士になって今年でちょうど10年目に当たります。

この業界、10年目くらいが中堅、20年目くらいがベテラン、30年目くらいが超ベテラン、
40年目を過ぎるとそろそろ老害と煙たがれるようになります。

弁護士は、医者と同じで一生資格を保持できます。ただ、弁護士であっても、
他人様の仕事をする以上、能力が衰えた段階で、あるいはそうなる前に、引退するべきなのでしょう。

私は、65歳くらいで事実上一線から退き、あとはlifework程度に弁護士業ができればと思っています。あと29年の寿命と考えれば、弁護士人生はかくも短いものかなと思ったりします。

毎日が本当にあわただしく過ぎていく毎日で、この9年というもの、手帳による分刻みのスケジュール管理は変わることがありませんでした。
これからも、時間の合間に、文献検索と、最新判例のチェック、新法の勉強をし、なおかつプライベートでは子育てをしてという、仕事と育児しかない生活が数年続くのだと思います。
大変だ、やれないと思えば、何事も成せない状況の中で、ここまでやってこれたのは、自分の努力とそれにも増して周囲の支えと理解だと痛感します。

ひとつひとつの仕事をきちんとこなすのが、弁護士の基本です。
すべてにおいてそうありたいと、心がけています。

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