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時事問題 : 期せずして コロナ禍下で、あるべき未来を考える
今年の梅雨前線は、台風の到来を妨げるほどの勢いで、大陸奥深いところから東シナ海・南シナ海を超え日本列島までつながる巨大で長い前線が発達するなど(インド洋から続く梅雨前線とニュースで聞いた記憶がありますが、国内の天気図には前線が画面左右を横断するものの、インド洋までまで載っておらず、ネットでは確認できませんでした。)、大陸だけでなく、日本でも、大雨、洪水をもたらしました。
例年と異なるほどに大量の雨を降らせる程、大気中の水蒸気が増えたのはなぜか。
高緯度地域では凍土の湿地化や、氷山の消失などが顕著に見られ、高緯度地域から生じる気化した水蒸気が増え、相対的に北半球の大気中の水蒸気が増えたからということがあるのでしょうか。
コロナ禍の下、世界の航空輸送は世界的に大幅縮小となり、温暖化対策的に言うと、多量のエネルギーを消費し、二酸化炭素を排出する元凶の一つだったものが、文字通り大幅削減に至りました。
ジェット気流の中を飛び、膨大な熱エネルギーをまき散らしていた存在が少なくなったことで、大気中の水蒸気に変化をもたらしたのでしょうか。
期せずして、コロナ禍で、世界全体で人の流れが地域内に限定化し、世界規模の人の流れがなくなりました。
その分、経済活動が以前より全体的に停滞し、例えば、大規模な二酸化炭素排出源と言われる、世界の航空需要を激減させても、世界規模で減ったはずなのに、逆に、高温化を実感する毎日が続くわけですから、経済活動により排出する世界的な、エネルギー消費削減も二酸化炭素排出削減も、まだまだ足りないという結論になります(逆に、元通りになど到底できないということでしょうか)。
そうは言っても今提唱されているのは、人の経済活動自粛によるエネルギー消費削減ではなく、温暖化阻止に有用との観点での二酸化炭素排出削減ですので、まずは、排出された二酸化炭素が減ったかどうか、対前年比の、世界の二酸化炭素濃度のデータと各地の気温の相関関係を分析確認したいところです。
日本列島の40度を超える高温化は、近海の海温上昇というより、上空で高気圧が二重構造になって日本列島を覆ったためと言われますが、最近の地球環境のトピカルな話題であった、北半球の高緯度地域の温暖化、高地・高山の氷河の融解なども考えれば、地球そのものが高温化しているという説に同感できます。
高緯度に住まう人々ほど危機意識はありませんでしたが、中緯度の日本でも、さすがに40度を超える地点が複数又何日も続くと、地球高温化を真剣に考えさせられます。
少々脱線しますが、コロナ禍収束後のあるべき未来、また実践しなければならない未来を考えるために、過去に思いを馳せると、2000年以上前に書かれた旧約聖書やギルガメッシュ叙事詩では、メソポタミアに大洪水があったと記載されています。
これが真実でメソポタミアの地形で洪水があったとすれば、急峻な地形もなく土砂崩れにより川がせき止められ、湖のようになったためとも考えにくいので、洪水の原因は、支流の流水量が川の許容流水量の限界を超え、更に本流にも流れなくなったことにより発生した洪水(バックウォーター現象)としか考えられず、とすれば、大河に支流が存在していた時代、すなわち、かの地の涸川床が実際の川であった、遙か彼方の昔のことだと思われます。
これらの書物の示唆するところは、中緯度の平地で大洪水対策として、いかに頑強な城壁を造ろうとも、また巨大な船を造ろうとも、根本的な対策をしなければ、緑豊かな平野部の穀倉地帯もやがて、渇水、そのうち砂漠になり、高温が常態化するという警鐘なのかも知れません。
世界中がインターネットでつながり、遙か彼方の地域の情報が、タイムリーに現実のニュースとして入ってくる、この時代だからこそ、また、コロナ禍で多少時間・労力的に余裕のある人が一定程度存在する状況だからこそ、未来のための次のステップを、大胆に、また世界規模で考えられるのではないのかと思います。
コロナ禍が、期せずして、地球環境の改善と、未来に向けた改善策の糸口を示すというのであれば、それはそれで、未来の地球のための警告として意味があると考えます。
コロナ禍 環境下で、この手も議論も、是非、盛り上がって欲しいものです。
例年と異なるほどに大量の雨を降らせる程、大気中の水蒸気が増えたのはなぜか。
高緯度地域では凍土の湿地化や、氷山の消失などが顕著に見られ、高緯度地域から生じる気化した水蒸気が増え、相対的に北半球の大気中の水蒸気が増えたからということがあるのでしょうか。
コロナ禍の下、世界の航空輸送は世界的に大幅縮小となり、温暖化対策的に言うと、多量のエネルギーを消費し、二酸化炭素を排出する元凶の一つだったものが、文字通り大幅削減に至りました。
ジェット気流の中を飛び、膨大な熱エネルギーをまき散らしていた存在が少なくなったことで、大気中の水蒸気に変化をもたらしたのでしょうか。
期せずして、コロナ禍で、世界全体で人の流れが地域内に限定化し、世界規模の人の流れがなくなりました。
その分、経済活動が以前より全体的に停滞し、例えば、大規模な二酸化炭素排出源と言われる、世界の航空需要を激減させても、世界規模で減ったはずなのに、逆に、高温化を実感する毎日が続くわけですから、経済活動により排出する世界的な、エネルギー消費削減も二酸化炭素排出削減も、まだまだ足りないという結論になります(逆に、元通りになど到底できないということでしょうか)。
そうは言っても今提唱されているのは、人の経済活動自粛によるエネルギー消費削減ではなく、温暖化阻止に有用との観点での二酸化炭素排出削減ですので、まずは、排出された二酸化炭素が減ったかどうか、対前年比の、世界の二酸化炭素濃度のデータと各地の気温の相関関係を分析確認したいところです。
日本列島の40度を超える高温化は、近海の海温上昇というより、上空で高気圧が二重構造になって日本列島を覆ったためと言われますが、最近の地球環境のトピカルな話題であった、北半球の高緯度地域の温暖化、高地・高山の氷河の融解なども考えれば、地球そのものが高温化しているという説に同感できます。
高緯度に住まう人々ほど危機意識はありませんでしたが、中緯度の日本でも、さすがに40度を超える地点が複数又何日も続くと、地球高温化を真剣に考えさせられます。
少々脱線しますが、コロナ禍収束後のあるべき未来、また実践しなければならない未来を考えるために、過去に思いを馳せると、2000年以上前に書かれた旧約聖書やギルガメッシュ叙事詩では、メソポタミアに大洪水があったと記載されています。
これが真実でメソポタミアの地形で洪水があったとすれば、急峻な地形もなく土砂崩れにより川がせき止められ、湖のようになったためとも考えにくいので、洪水の原因は、支流の流水量が川の許容流水量の限界を超え、更に本流にも流れなくなったことにより発生した洪水(バックウォーター現象)としか考えられず、とすれば、大河に支流が存在していた時代、すなわち、かの地の涸川床が実際の川であった、遙か彼方の昔のことだと思われます。
これらの書物の示唆するところは、中緯度の平地で大洪水対策として、いかに頑強な城壁を造ろうとも、また巨大な船を造ろうとも、根本的な対策をしなければ、緑豊かな平野部の穀倉地帯もやがて、渇水、そのうち砂漠になり、高温が常態化するという警鐘なのかも知れません。
世界中がインターネットでつながり、遙か彼方の地域の情報が、タイムリーに現実のニュースとして入ってくる、この時代だからこそ、また、コロナ禍で多少時間・労力的に余裕のある人が一定程度存在する状況だからこそ、未来のための次のステップを、大胆に、また世界規模で考えられるのではないのかと思います。
コロナ禍が、期せずして、地球環境の改善と、未来に向けた改善策の糸口を示すというのであれば、それはそれで、未来の地球のための警告として意味があると考えます。
コロナ禍 環境下で、この手も議論も、是非、盛り上がって欲しいものです。
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