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時事問題 : 人事尽くして天命を待つ 3 処理水の効果的な利用を
暦ではすっかり秋の季節ですが、残暑厳しい毎日が続いています。
ヨーロッパの戦争は未だに終わらないし、アフリカでは天変地異が連続し、問題山積という状態です。
地球全体の気温の上昇はかなりのものになっていますが、やはり、気になるのは海水温です。海水温が下がらなければ、空気も冷めず、気温も下がりません。地球表面温度の低下は気温上昇の抑制につながりますが、地球表面の6割は海ですから、海面温度を低下させることが、気温上昇の抑制になります。
では、どのようにして、海面温度の上昇を抑制させるのか。
常識的に考えたら(根本的解決方法かどうかは別として短期的視点では)、海水の攪拌または対流による海水温抑制だと考えます。
簡単に考えれば、海面の攪拌装置をつけた船(あるいは、全ての船に攪拌促進装置をつけるなど)の航行により、海面温度の上昇を抑制することもあろうかと思います。
更に進めて、深海部分から対流を起こさせて、海底と海面の海水を混ぜることで、海水温を低下させる方法もあろうかと思います。
海水の対流現象が起きるのは、代表的なところでは津波ですが、南極の氷河の融解でも大規模な対流現象が起きるとの記事がありました(但しその論文の目的は異なる)。
南極の氷河の融解は、比較的深いところで融解し、海水よりも軽い真水が上昇することで対流が生じ、更には氷内部の水疱(空気は水より軽い)が対流効果を高めるのだそうです。
東アジアでは、福島第1原発の処理水の海の放出が問題になっていますが、今、世界的に渇水が問題になる中で、水利権が一切からまない大量の水が存在するのは、世界的にも日本でも例がないことだと思います。
今だからこそ、大量の水を利用した何かができるわけです。
同じように、処理水を海に放出するのであれば、海水温の上昇抑制を図るべく、一定程度の水深で、処理水を、気泡を含む氷の塊にして海に放出し、海面温度を下げる実験をするなど、地球に役立つ使い方というのはあるのではないかと思います。
効果的な海水温抑制のための実証実験は必要でしょうが、今のように汽水状態にして放出するより意義があるのではないかと考えます。
目先の視点、国民の意見にとらわれすぎると見えてきませんが、ここまで気温上昇が進むと、思い切った方策が必要です。大胆な利用方法を是非検討していただきたいところです。
2023.11.5補足
温暖化対策の長期的懸念はあるが(本来寒冷化傾向にあるはずの地球の気候に対する影響が不明なため。)終局的な解決が、地球外に熱を放出すること(いわゆるCO2の排出削減)であれば、海の蓄熱作用(海面をほどよくかき混ぜることにより、温度の低くなった海面に大気の熱を取り込むこと。)により、大気を冷やすとともに、海面表面の異常な高温状態を解消するというのは、現実的だと思いますが、誰も何も提唱しないので、独自に実践方法を考えました。
最近アクシデントにより40時間も船の中に缶詰めになった実体験から、船は基本的には水面を水平にかつなるべく揺れずに進むよう設計されるものであると理解しました。
そのため、いくら船を出しても、海面の撹拌にはつながりません。例えれば、南極海で行われていたクジラ漁で生じる荒波の中では、乗り心地は最悪です。(今は昔ですが、南極海の氷が急激に減少しているのは南極海の撹拌が行われなくなったからでしょうか。だとすれば、ヨーロッパの環境保護団体は美術品に塗料を投げるのではなく、南極海でクジラと戯れ、クジラに海水を撹拌してもらうことではないかと思います。)
そこで海の撹拌は、長さと一定の幅のある備中鍬(鋤ともいいます)様のものを船に係留して撹拌するのもいいかと考えました。
これはまさに海を耕すようなものですが、その範囲が広いため、多額の資金が必要です。最近鳥島近海で起きた津波のような急激に気温が下がる効果は生じないとしても、ニンゲンが実現できる実践的方法なのではないかと思います。
ヨーロッパの戦争は終わらず、また、イスラエルでは紛争というか一方的な破壊なのか、よくわからない事態になりました。
この地域では予算が潤沢な国々は海水を真水に還るプラントで水を確保しているとしても、死海の湖面の異常低下はとどまるところを知らず(海抜より湖面が極端に低く、湖面の低下はその地域の伏流水の枯渇がかなり深刻な状況にあることを示します。)、井戸を掘っても地下水の枯渇により、おいそれとは真水は出ず、どう考えても、地域全体の乾燥化が進行し、そのため温暖化の影響をより大きく受けやすい地域だというのに、対策を放置してニンゲン同士の紛争に熱を燃やしていますが、優先順位が逆だと思うのは、私だけでしょうか。
短期的な問題解決も重要ですが、破壊活動と人身被害では何の解決にもならないのは歴史的真実です。端緒はコロナ禍の経済混乱にあるようですし、長期的な解決策の実践が一層重要になるということでしょうか。
11月に東京は25度を超える夏日が続きました。晩秋に、夏日はとてつもなく異常です。
少なくともアジア地域では一致団結して、異常気候の解消を何より優先的に取り組んでいただきたいと強く希望します。
2024.6.21追記
ガザの報道を見るにつけ思うことは、憎しみや強いイデオロギーが根源にあれば、仮にその人が殺害されたとしても残された人が脈々のその意思を引き継ぐこと、何人殺害してもそれを排除できないこと、また相手の価値観に立ち、あるいは共感を得られる程度の共通認識下に主張しなければ、その主張は砂上の楼閣に過ぎないことを、攻撃側の首脳部がいつ理解するのかということです。
過去の歴史の特定の宗教信者を狙った悲惨な弾圧と、ガザへの一方的と評価しうる無差別としか思えない攻撃は、方法や結果においてどこが違うのでしょうか。
敢えて付言すれば、もはや戦闘状態とは言えない状況下での殺害を、何を根拠に正当化できるのか、そもそも特定の組織構成員であることをもって、なぜ殺害が正当化されるのか、どういう法的正当性が与えられるのか、大変疑問を感じるところです。
ハマスは、ナチスと全く異なる組織であり、超法規的措置を執る正当性は全くありません。もちろん、構成員の疑いだけで、殺害が容認されるはずがありません。
先日解放された捕虜の方の報道を見て、そこに住まう人々の悲惨な状況は無視されて、裕福な社会の基準・価値観からの報道が真実かのように受け止められる現実に、何とも言えない気持ちになったのは、私だけでしょうか。
ヨーロッパの戦争は未だに終わらないし、アフリカでは天変地異が連続し、問題山積という状態です。
地球全体の気温の上昇はかなりのものになっていますが、やはり、気になるのは海水温です。海水温が下がらなければ、空気も冷めず、気温も下がりません。地球表面温度の低下は気温上昇の抑制につながりますが、地球表面の6割は海ですから、海面温度を低下させることが、気温上昇の抑制になります。
では、どのようにして、海面温度の上昇を抑制させるのか。
常識的に考えたら(根本的解決方法かどうかは別として短期的視点では)、海水の攪拌または対流による海水温抑制だと考えます。
簡単に考えれば、海面の攪拌装置をつけた船(あるいは、全ての船に攪拌促進装置をつけるなど)の航行により、海面温度の上昇を抑制することもあろうかと思います。
更に進めて、深海部分から対流を起こさせて、海底と海面の海水を混ぜることで、海水温を低下させる方法もあろうかと思います。
海水の対流現象が起きるのは、代表的なところでは津波ですが、南極の氷河の融解でも大規模な対流現象が起きるとの記事がありました(但しその論文の目的は異なる)。
南極の氷河の融解は、比較的深いところで融解し、海水よりも軽い真水が上昇することで対流が生じ、更には氷内部の水疱(空気は水より軽い)が対流効果を高めるのだそうです。
東アジアでは、福島第1原発の処理水の海の放出が問題になっていますが、今、世界的に渇水が問題になる中で、水利権が一切からまない大量の水が存在するのは、世界的にも日本でも例がないことだと思います。
今だからこそ、大量の水を利用した何かができるわけです。
同じように、処理水を海に放出するのであれば、海水温の上昇抑制を図るべく、一定程度の水深で、処理水を、気泡を含む氷の塊にして海に放出し、海面温度を下げる実験をするなど、地球に役立つ使い方というのはあるのではないかと思います。
効果的な海水温抑制のための実証実験は必要でしょうが、今のように汽水状態にして放出するより意義があるのではないかと考えます。
目先の視点、国民の意見にとらわれすぎると見えてきませんが、ここまで気温上昇が進むと、思い切った方策が必要です。大胆な利用方法を是非検討していただきたいところです。
2023.11.5補足
温暖化対策の長期的懸念はあるが(本来寒冷化傾向にあるはずの地球の気候に対する影響が不明なため。)終局的な解決が、地球外に熱を放出すること(いわゆるCO2の排出削減)であれば、海の蓄熱作用(海面をほどよくかき混ぜることにより、温度の低くなった海面に大気の熱を取り込むこと。)により、大気を冷やすとともに、海面表面の異常な高温状態を解消するというのは、現実的だと思いますが、誰も何も提唱しないので、独自に実践方法を考えました。
最近アクシデントにより40時間も船の中に缶詰めになった実体験から、船は基本的には水面を水平にかつなるべく揺れずに進むよう設計されるものであると理解しました。
そのため、いくら船を出しても、海面の撹拌にはつながりません。例えれば、南極海で行われていたクジラ漁で生じる荒波の中では、乗り心地は最悪です。(今は昔ですが、南極海の氷が急激に減少しているのは南極海の撹拌が行われなくなったからでしょうか。だとすれば、ヨーロッパの環境保護団体は美術品に塗料を投げるのではなく、南極海でクジラと戯れ、クジラに海水を撹拌してもらうことではないかと思います。)
そこで海の撹拌は、長さと一定の幅のある備中鍬(鋤ともいいます)様のものを船に係留して撹拌するのもいいかと考えました。
これはまさに海を耕すようなものですが、その範囲が広いため、多額の資金が必要です。最近鳥島近海で起きた津波のような急激に気温が下がる効果は生じないとしても、ニンゲンが実現できる実践的方法なのではないかと思います。
ヨーロッパの戦争は終わらず、また、イスラエルでは紛争というか一方的な破壊なのか、よくわからない事態になりました。
この地域では予算が潤沢な国々は海水を真水に還るプラントで水を確保しているとしても、死海の湖面の異常低下はとどまるところを知らず(海抜より湖面が極端に低く、湖面の低下はその地域の伏流水の枯渇がかなり深刻な状況にあることを示します。)、井戸を掘っても地下水の枯渇により、おいそれとは真水は出ず、どう考えても、地域全体の乾燥化が進行し、そのため温暖化の影響をより大きく受けやすい地域だというのに、対策を放置してニンゲン同士の紛争に熱を燃やしていますが、優先順位が逆だと思うのは、私だけでしょうか。
短期的な問題解決も重要ですが、破壊活動と人身被害では何の解決にもならないのは歴史的真実です。端緒はコロナ禍の経済混乱にあるようですし、長期的な解決策の実践が一層重要になるということでしょうか。
11月に東京は25度を超える夏日が続きました。晩秋に、夏日はとてつもなく異常です。
少なくともアジア地域では一致団結して、異常気候の解消を何より優先的に取り組んでいただきたいと強く希望します。
2024.6.21追記
ガザの報道を見るにつけ思うことは、憎しみや強いイデオロギーが根源にあれば、仮にその人が殺害されたとしても残された人が脈々のその意思を引き継ぐこと、何人殺害してもそれを排除できないこと、また相手の価値観に立ち、あるいは共感を得られる程度の共通認識下に主張しなければ、その主張は砂上の楼閣に過ぎないことを、攻撃側の首脳部がいつ理解するのかということです。
過去の歴史の特定の宗教信者を狙った悲惨な弾圧と、ガザへの一方的と評価しうる無差別としか思えない攻撃は、方法や結果においてどこが違うのでしょうか。
敢えて付言すれば、もはや戦闘状態とは言えない状況下での殺害を、何を根拠に正当化できるのか、そもそも特定の組織構成員であることをもって、なぜ殺害が正当化されるのか、どういう法的正当性が与えられるのか、大変疑問を感じるところです。
ハマスは、ナチスと全く異なる組織であり、超法規的措置を執る正当性は全くありません。もちろん、構成員の疑いだけで、殺害が容認されるはずがありません。
先日解放された捕虜の方の報道を見て、そこに住まう人々の悲惨な状況は無視されて、裕福な社会の基準・価値観からの報道が真実かのように受け止められる現実に、何とも言えない気持ちになったのは、私だけでしょうか。
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