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時事問題 : いのちの電話を利用しましょう。・・・高額な損害賠償で家族を泣かせないために
投稿者 : admin 投稿日時: 2006-04-25 (1002 ヒット)
新緑の季節は、自殺者や精神的に参ってしまう人が増えると言われています。

 今年の象徴的な自殺記事は連続しておきた警察官の拳銃自殺でしょうか。
 拳銃自殺は、日本では警察官の特権かもしれませんが(拳銃所持許可がなければ、銃刀法違反で被疑者死亡でも必ず立件されるので、死後犯罪者扱いされる。拳銃自殺で犯罪者扱いされないのは猟銃所持許可がある人か拳銃所持を許されている警察官しかいない。)、もちろん、拳銃は国民の税金で配布されていますので、これの私的利用はいかなる目的であっても許されるものではありません。

 さて、新聞記事によれば、ある人は県警本部のトイレで、ある人は部屋の押し入れで自殺を図ったそうですが、この日本で、どこで自殺をすれば、損害賠償請求が少なくなり、遺族に迷惑がかからないのでしょうか。
 巻き添え自殺で第三者を巻き込めば高額な損害賠償請求がありますし、自宅で自殺しても自殺者が出たということで欠陥住宅(裁判例では、自殺者が出た場合には、建物の欠陥と同様に瑕疵と評価され、自殺の事実を告げずに売却すれば、契約解除される場合もあります。)となり、資産の目減りが生じます。最近は、賃貸でも、自殺者が出るとその後借り手がないということで結構な金額の損害賠償請求がされます。
・・・・つまり、この日本では、どこで自殺しても、お金がかかるのです。強いて言えば、公有地で捜索隊を出さなくてよいようなところで、かつ器物損壊にならないようなやり方(基本的には、人が死ぬとそれだけで使えないと言われるので、これがなかなか難しい。)で、私人ではなく職務執行中の役人か警察官に発見されるのが一番安上がりということでしょうか(一般人が自殺に遭遇することは精神的ダメージが大きく、PTSDになったとか言われたら大変ですが、DSM−?のPTSD該当要件を満たす場合も考えられるので)。

 新年度が始まり、環境の変化の中で、対応不順、適応不順となったり、自分を追いつめてしまった人は、そんなに少ないわけではありません。
 こういう場合どうすればいいのか。
 ネットの気に入った掲示板に書き込みをするのでもいいのですが、人と話をするのもなかなかいい気分転換になります。
 いのちの電話をはじめとして、自殺したいと思い詰めている人を対象にした電話相談があります。
 いろいろ、もがいてみると、時には、解決するものです。
  
 

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